よく用いられるばねの専門用語を抜粋しました。
“ばねていすう”より“ばねじょうすう”と呼ぶ方が一般で、 ばねの長さが、ばねにかかる力の大きさによって変化(比例)する特徴を数値で表したものです。
例をあげると、10kgの重りで、1cm伸びるばねのばね定数は、10kgf/cmなどと表します。
基本的に「力/長さ」のように表します。
わかりやすく言うと、ばね定数の数値が大きい方が硬いばね、小さい方が柔らかいばね、という事になります。
ばね(バネ)のコイル径を測定できる「外寸」「内寸」の中心値をコイル平均径またはコイル中心径と呼びます。
コイル平均径は直接測ることはできませんので、
・(外寸+内寸)/2
・外寸 - 線径(材料の太さ)
・内寸+線径
などで求めることができます。
押しばねの場合、ばねに全く力がかかっていない状態の長さ(全長)引きばねの場合、両端のフック間の内寸のことを自由長といいます。
簡単にいうと、荷重方向への変化の量。
ばね(バネ)をどのくらいの圧縮か、どのくらい引っ張るか、 または、ねじるか。ばねに力を加えた時の変化を表す値です。
ねじる場合は「ねじり角度」というのが一般的です。
押しばねを例にあげると
・自由長 - 密着高さ=たわみの最大範囲
となります。
ばね(バネ)の安定性を長期間保つには適切な変化量で使用することが大切です。